2009年12月06日

ごはんのきろく&さいきんのはたけ

12月02日、天野シェフとぐらによる、
高円寺VEGEしょくどうの報告です。
VEGE091202.JPG
*ソイミートのからあげ
*トマト&ソイクリームのパスタ
*蒸しさつまいもの蜜柑ピール添え
*鎌倉野菜のサラダ
*もやしと大根葉のナムル
*柚子香膾と浅漬け
*玄米
*スープ

お客さんたち「からあげ、おいしい!」とびっくりしてました。
先週、ぐらが大根掘りをしたことが即反映され、大根率やや高めです。
浅漬けは、いちょう、もみじ、うさぎ型。
急遽、なメニューだったぶん、季節を味わってもらえたかな、と。





季節、といえば、10月に発売された
「kimama.(季まま) 旬を楽しむ心地よい暮らし」というムック本に、
VEGEしょくどうのことが載ってます。
kimama300_400.jpg
VEGEしょくどうのページ以外にも、重ね煮、干し野菜など、
この季節に役立つ記事がたくさん。
よかったらご覧になってみてください。




日野のはたけは先日、収穫祭を終えました。
satsumaimo.jpg
焼き芋も焼きりんごもけんちん汁も、
遠赤外線効果を意識した、戦略的な焚き火のおかげで
びっくりするくらいおいしかったです。
参加してくださった方々、火起こしその他、ありがとうございました!

で、これからしばらくは、来年度に向けての土作りと、
根菜類、葉物などの収穫を少しずつ、ということになりそうです。
各自こっそり、小屋作りや土壁作り習ったり、ゲリラ種まきやったりと
個人活動が期待される時期でもあったりします。





さて。いきなりですがクイズです。写真は9〜11月のはたけから。

Q.1  何の花でしょう。

a.
f1.jpg
b.
f2.jpg
c.
f3.jpg

(a.だけヒント。こういう状態になったら採種できます)
okuratane.jpg

Q.2 この人たちは、何をしているのでしょう。下の@〜Bから選んでください。
    
f4.jpg    
@人生のわび、さびを噛みしめあっている

A爆弾を製造し、仕掛けている

B大豆の茎からまだ緑色の鞘を外している

(ヒント:この後この人たちは、枝豆を食べていました)
ちなみに右手前にある緑色の実がついてる植物は、綿なんですけど、
それはなんのヒントにもなりません。





こたえ

Q.1・・・・・a.オクラ  b.にんじん  c.春菊(といってもこういうのだけでなく、花びらの先まで真黄色に咲くのも多いです)

Q.2・・・・・B(たぶん)

2009年05月11日

5月3日と5月10日のきろく

はたけレポート by よーよーです!

5/3(日)

cherry red.jpg

お隣の庭にはえてる木にさくらんぼがなりました!

帽子にたくさんとらせてくれたので 
お茶の時間にみんなでたべました。


tea.jpg



small insect.jpg

山口くんがみつけたクワガタ
箱で家を作ったけど、囲いもない。
来週までいるかしら??


rice.jpg

トロ箱の水田です。
はやく芽がでますように。。

※何を植えたか おぐらさん記録してますか??


*****

5/10

510大豆.jpg

参加者がけっこう多かったです。
みながわさん、おぐらさん、いいさん、山口さんに 
ひさびさのあかねちゃん、初登場のみのぶさん そして私。
チームワークよく、大豆をまく図。

510おやつ.jpg

おぐらさんのハーブや具いっぱいの生春巻き
あかねちゃんのチョコマーブルのマフィン
いづれもVEGAN!でお茶です。
さいこう!!


大豆ほかに、もちたかきびなどの雑穀 数週間前に植えたら
めざましい発芽率だった綾部の水田さんのとうもろこしを蒔きました。

私はフェンスの際にひょうたんとゴーヤ
奥のハーブのとこにタイムの種をまきました。
鎌倉の市で買ったパセリとオクラの苗も植えました。

平日に皆川さんがオクラの種も蒔いたそうです。

じゃがいもや菜っ葉も元気に生えてきています。
作業してるとばてやすい季節になってきましたが、
おおきなけやきの木陰のおかげで、そんなにしんどくないです。


 (おまけ)

終わってから、おぐらさんが教えてくれた
国立の 田園工房 という場所へ 
土の煉瓦づくりワークショップがあるというので
日野の実家から自転車をとばしていってきました。

wakuworks(http://wakuworks.jp
国立本店(http://honten.chub.jp/?eid=670037
の和久さんがれんが造りを体験させてくださり、
おなじ国立でプランターコテッジ
http://plantercot.exblog.jp
を主宰する小池さんが
ごじまんの”ロケットストーブ”に火を入れ、
7月オープン予定のカフェコーナーを担当する金子さんが
ごった煮の汁をつくり、そのお裾分けにあがりました。

カフェと溶接工房のと裏庭でのこんな実験、
ギャラリーなどが一体になるであろう田園工房。
自分が生まれたこんな近くにこんな人達が活動してるって
ちょっとしたカルチャーショックです。
都会か、どこか遠くにいかないと、いないと思ってた!

三多摩、おもしろそう!

自転車発電.jpg
田園工房にあった、自転車発電機!!
奥のは、500Wが出る力もちです。

  **



そーそ、これを読んだみなさまも、
興味あったら日野の畑あそびにきてください
毎週日曜日の9時から昼過ぎまで、作業しています。



2009年04月12日

日野の畑 4月12日(日)

薄く雲のかかった、柔らかい陽の下、作業を始めます。


えんどう豆、先週よりもたくさん収穫できました。
みんなの口にも数鞘ずつ、入りそう。

先週は雑草だかどうだか、というくらいだったネギの芽も、
はっきりとわかるくらいに、伸びてきました。

登場していきなり、濃い緑とくしゃくしゃの姿で、強い存在感を見せつけるのは、じゃがいもの芽。

potato.JPG

整列するようにルッコラの芽が、小さく並びます。

rucola.JPG



この日は、これまでに見聞きしたコンパニオンプランツの組み合わせや、
ネイティブアメリカンの知恵を参考にしつつ、種を蒔きました。


トウモロコシの支柱に、豆のつるが巻きつき、地を這うかぼちゃが
グラウンドカバーの役割を果たしてくれる。
そんな、すばらしい展開を期待して、
スイートコーン、かぼちゃ、三尺ささげを蒔きました。

来週あたり、つるのあるモロッコインゲンも、スイートコーンのそばに蒔く予定です。



ミニニンジンと、ラディッシュ(二十日大根)の種を混ぜて、すじ蒔きします。

sujimaki.JPG

ニンジンの種だけだと、土を押し上げる力が弱く、発芽率があまりよくないのですが、
ラディッシュは発芽率が旺盛なため、一緒に蒔くと、ニンジンも発芽しやすくなるのだそうです。
この二つは成長の早さも葉の形も違うので、お互い邪魔にならず、
1ヶ月くらいでラディッシュを収穫したあと、
ゆっくりニンジンを育てることができるということです。



また、アブラナ科、キク科を一緒に植えると、害虫がつきにくくなるそうです。
お互いの害虫がお互いの科の植物を嫌いあうのだとか。

そんなわけで、
小カブ(アブラナ科)
春菊(キク科)
新山東菜(アブラナ科)
かきちしゃ(キク科)

の順に、すじ蒔きます。


しかし、水菜、ほうれん草など、まだまだ蒔きたいものだらけ。
この時期、なにもかもがうまくいきそうに思えて、やたら気がはやってしまうのですが、
こんな心地がするのには、それなりの理由がある気がします。



空は、明るさを増してゆきます。



しんみりと作業を始めたつもりでしたが、
ブルドーザーのようにみごとな耕しっぷりのおかげか、
畑はいつしか、活気にあふれています。

soumokubai.JPG

造園のお仕事をしておられる、骨折中のお友達が、訪れました。
お隣の家に落ち葉を散らしてしまう、大きな欅の木を
どうすればいいか、考えてくれそうです。
治療中の身だというのに、文字通り腕をふるって、この土地を耕してくださいました。


先週はyoyo.さんがmejunje(http://mejunjeando.blogspot.com/)を
山梨のギャラリー・トラックスに案内したのですが、
そのとき立ち寄った三井農園から、
野菜や野草のお土産を、持ってきてくれました。
収穫したえんどう豆とともに、みんなで分け合って、持ち帰りました。


そして、この日もみながわさんは、みんなを見送った後、畑に残り、作業を続けていました。

2009年04月05日

日野の畑 4月5日(日)

この畑で初めての収穫は、えんどう豆となりました。

4月5日endou.JPG

先日咲いていた花が実となり、この日とうとう、いくつか収穫することができました。

ルッコラの芽が出ていました。
時期をずらして収穫するため、発芽した列の横に、さらにすじ蒔きしました。

にんじんの種も、蒔きました。

ローズマリーを挿し木しました。
オレガノ、レモンバームの苗も、植え付けました。

4月5日kadan.JPG

フェンネルの種も蒔きました。

アンデスレッド(じゃがいも)を植え付けましたが、これは少々傷んでいたので、うまくいくかどうか。

石で囲んだ枠の中に、バジルの種を蒔いた方もいます。

この日、畑作業参加者は、10名。

4月5日10nin.JPG

まだ2歳のたっちゃんは、木の皮をむしったり、土から現れる虫にときめいたりしつつも、
大人たちを真似て、小さなスコップに飛び乗ろうと、一生懸命でした。


先週訪れたところの報告も、し合いました。


4月3日(金)、yoyo.さんは、昨年も訪れた鎌倉のデイビッドの畑に、
メルセデスさんとジュリアンさんを案内しました。
この日、挿し木したローズマリーも、yoyo.さんが鎌倉からおみやげに持ち帰ったものです。

デイビッドの畑では、植物に耕してもらうため、ふつうなら雑草扱いされてしまう
だいこんの花やカラスノエンドウを抜きません。


いろいろな植物が青々と育ち、くねくねと美しくデザインされた畑に魅せられ、
いつかはこの日野の畑でも、そんなふうにやってみたいと思ったとか。


4月4日(土)には、yoyo.さんが
成田で催されたイベント「まちの困民・むらの困民」に、パネリストとして出席しました。

http://members2.jcom.home.ne.jp/jikken-mura/

各自がひとりで自立しようとするだけでは、孤独になってしまいがちですが、
それぞれ自立しながらも、みんなで一緒に、楽しく暮らしを作っていこうといった話が語られ、
ずいぶん意義深い、いいイベントになったようです。


ぐらは4月4日(土)に、山梨県にある三井農園の自然農見学会にいってきました。

失敗にもおおらかで、すがすがしく畑と向き合う三井さんの姿を見ているうち、
農に限らず何ごとも、自分の納得できるように、
気持ちよく生きてゆけばいい、という想いにさせられました。

見学後は、種の交換会。

蕎麦の種と交換に、さまざまな種をもらってきました。
このとき持参した蕎麦の種は、昨年、気流舎・ほのかふぇ・ベジ食堂の三店舗で手がけた
あした農園(現・野うさぎ農園)で採れたものです。


見学会の後に立ち寄ったのは、若い7人が借りて暮らし始めた、3,000uの土地つき古民家。
たいへんなことも多そうですが、新たな暮らしを始める人たちの表情には、
自分たちでこの場所を切り拓いてゆこうという想いがにじんでいて、どこかまぶしく見えました。

広大な土地を眺めていると、いろんな可能性が頭に浮かんできて、クラクラしそうでした。
そこでも、種を交換してきました。


入手した種はこの日の畑に持参し、ほしい人に分け、持ち帰ってもらいました。


作業をしているところへ、近所の農家の方がやってきました。
88歳だという彼にスコップを握らせると、
それまで私たちが必死に格闘していた、萱の根の張り巡る頑丈な土を、
たやすく掘り進めてみせるので、目を丸くしてしまいました。

近くにある、彼の畑にも案内してもらい、堆肥を作っているところも見せてもらいました。

4月5日nouka.JPG

農具を譲っていただいたり、お借りしたりなど、これからもいろいろとお世話になりそうです。


畑作業に疲れたところで、みながわさんが、
すばらしくさわやかでおいしい自家製の飲み物をふるまってくれました。

岐路に着くみんなを見送った後も、「来週の準備をしておきたい」と
みながわさんは、作業を続けていました。

2009年03月22日

日野の畑 3月22日(日)

小雨と強風の中、4人で畑を耕します。


先週植え付けたえんどう豆が、
白い花を咲かせています。
晴天が続き、数日前、
お隣の不動産屋さんが水をやってくれたんだとか。

おかげさまで、順調に育っています。



思いもよらぬことに畑の中央に
黄色い水仙と、薄紫色のヒヤシンスが。


3月22日Narcissus.JPG
3月22日Hyacinthus.JPG



これらの根っこを切らぬよう、
できるだけ深い位置から掘り上げて、
奥のほうへと植え替えました。



植え付けたこの場所は、花壇にすることに決めました。



苗床を作り、ネギの種を蒔きました。

この苗床のそばに、ルッコラの種も蒔きます。


ルッコラは、収穫時期をずらすため、
何週間かに分けて蒔いてゆくことにしました。
この日は、2列だけ、すじ蒔きします。



3月22日naedoko.JPG


ネギの種も、ルッコラの種も、お友達に分けていただいたものです。



ネギの種は、長崎県の岩崎政利さんが自家採取したもので、
世田谷に住むお友達を通じて手に入れることができました。


ルッコラの種は、絵本作家の方が
自然農法国際研究開発センターから仕入れたものを
藤野に住むお友達が分けてもらい、
昨年の秋に育て、自家採取したものです。
ほとんど虫がつかず、非常によく収穫できたそうです。



早朝は雨といっても霧が降る程度のもので、
光も射していたのですが、
時を追うにつれ、雲は厚みを増し、
雨と風は強まってゆきます。

寒さに耐えかね、早めに作業を切り上げることにして、
みんなでマテ茶を飲みました。

マテ茶は、先週ベジしょくどうにいらっしゃった、
アルゼンチンからきたお客さま、
メルセデスさんとジュリアンさんにいただいたもの。
4月半ばまで、青山の本屋さん〈ユトレヒト〉のテラスで
植物を使ったインスタレーションを展示しています。




黄金色で、ジャスミンにも似た、いい香りがします。

いろんな方のお世話になりながら、
畑が少しずつ、形になってゆきます。

東京の桜のほとんどが、まだつぼみの状態だというのに、
気の早いお隣の桜は、先週が最盛期だったようです。

この日の強風に花びらを舞い散らせ、
薄紅色をわずかに残すのみとなりました。


2009年03月15日

日野の畑 3月15日(日)


まぶしいくらいに、晴れました。

先週までつぼみだった隣の家の桜が、
今こそとばかりに咲いています。

女の子もたくさんで、
いつもよりちょっと、
華やかな畑です。


えんどう豆の苗、じゃがいも、薔薇を植え付けました。


じゃがいもを植えるために畑を耕すと、
やはり萱の根が、がっしりと土の中で絡み合っています。

3月15日poteto.JPG


土をよくしてくれるミミズが、
意外とひんぱんに出てきますから、
この畑も見込みがあるのかもしれません。

そのいっぽうで、硬くて冷たい灰色の砂利の塊が、
分厚く集まっているところもあります。



その他に、ほうきがふたつ、大きなピン、
靴底なども、土の中から出てきます。
食品の包装ごみは、だんだんと、見慣れてきました。




石や根っこなど、掘り起こしながら取りのぞいていきます。
6人いるだけあって、作業はずいぶん、はかどります。


植え付けた豆は、1箇所1〜2株になるよう、間引きました。



3月15日endou.JPG


残酷なようですが、その方がよく育つのです。



植え付けた場所には枯れ草をかけ、水をやりました。


3月15日karekusa.JPG


2009年03月08日

日野の畑 3月8日(日)

土を掘り起こしていくと、
萱の根が土じゅう、
張りめぐっているのがわかります。

来週はじゃがいもを植えよう、ということになり、
植え付け予定の場所を耕しました。
冬眠中の昆虫や、幼虫たちが出てきます。
耕した後は、石灰をまいておきました。


3月8日tuti.JPG


黄土色の土がよく出てくるのですが、
みながわさんによれば、これは関東ローム層なのだそうです。
火山灰が堆積した粘土質のこの土は、
そのままだと固まってしまいやすく、
土を改良する工夫が必要なようです。


3月8日taihi.JPG


隣の駐輪場側と木のまわりに松葉ボタンとアスターの種を蒔きました。
これはJRの駅で無料配布されていたものですが、
いつもらったかも判然としないのであまり期待しないことにします。



3月8日hito.JPG



作業後、3人で何を育てたいか、意見を出しあいました。
とめどなく夢は膨らむのですが、今年1年間は土作りを中心に、
ということになりました。
堆肥を作るほか、根っこから土に窒素を定着させる
マメ科の植物を植えようという話をしました。

幸い、えんどう豆の苗なら12号店のベランダでたくさん、育てている最中。

来週はそれを植え付けます。




2009年03月01日

日野の畑 3月1日(日)

実家近くのほうっておかれた土地を畑にしようと、
われわれVEGEしょくどうはとうとう、
この3月から開墾を始めました!!


3月1日.JPG


もともとこの場所は昔、畑として使われていたそうで、
いったん、駐輪場としてアスファルトが敷かれました。

アスファルトは10年ほど前にはがされたのですが、
その後しばらくは、そのまま荒地になっていました。
今は、枯れた萱がぼうぼうです。
隣が駐輪場のためか、食べものの包装ごみなどが
たくさん投げ入れられています。

特に目立つのは、ペットボトル。
邪魔になりそうな大きな石も、たくさんあります。



この土地の南東には、とても大きな欅がそそり立っています。

3月1日keyaki.JPG


何百年も前から育ち続けた木かと思いきや、
この場所を昔から知っている人に聞けば、
樹齢はたかだか、60年程度のようです。

鳥がどこかから運んできた種がこの地に根付き、枝を伸ばし、
ここまでりっぱに成長したのだということです。

4人で雑草だらけの地を掘り返していると、
隣近所の方がなにごとだろうと顔を出し、
声をかけられ、そんな話も聞けたりします。
畑にするというと、へえ、と皆、興味深げです。

それで、アイデアを出してくれたり、
道具を貸してくれたり、
水道を使わせてくれたり。

畑化計画、今のところは好意的に受けとめられているようです。




2008年12月15日

VEGEしょくどうの鎌倉リアリティツアー報告!


VEGEしょくどうの料理係=yoyo.が“
食べれるワークショップ=いろxいろ まん”で参加した
『さかえdeつながるアート』(下記の告知参照)にて、

フリーペーパー制作やお寺での演奏会の主催、
古民家の再生など地元を拠点にしたきになる活動をしている
鎌倉の“ルートカルチャー”という団体にであいました。


彼らの中には、”食べれるジャングル”という畑を耕す人がいて、
彼はパーマカルチャーを参考にしつつ、
いろいろな野菜や果物の木を育て、
それを食べて楽しく暮らしている、
というので訪ねてみることにしました。



11月おわりのある晴れた日、
ベジしょくどうの2名(yoyo.、オグラ)&
常連のお客さま3名(ショーンさん、ダリルさん、アーガさん)は
鎌倉駅の近くのパンやさんParadise Alleyを出発点にして、
鎌倉山のてっぺんにある畑へとてくてく向かいました。

畑を切り盛りしているのは『生意気』というアートユニットのひとり、
David Duval-Smithさんです。
デイビッドさんを以前に見かけたのは西麻布のとあるイベントスペースです。
今では、用事があればたまに東京へ行きつつ、
この山で植物と戯れる暮らしが中心となっています。

以下、私に代わっておぐらさんより報告です!
((以上 前置き:yoyo.))



はい。オグラです。

そんなわけで鎌倉山へ向かったのですが、坂を登っているあいだに、(写真ではそうでもないのだけれど)空と同じ色をした富士山が、はっきりと見えました。もう1週間あまりで日本を発ってしまうという女の子にこれを見てもらえて、いきなり幸運なすべり出しです。


fuji.JPG



初めて逢うデイビッドさんは、とてもフレンドリーでした。彼の着古したジャージの腕には、赤い糸でぐるぐると波縫いの模様が入っていたのですが、その縫い目がずいぶんきれいにそろっているので、まずはそれに釘付けになってしまいました。

さんさんと太陽の光を浴びる縁側に、ピクルスだのお茶だのパンだの柿だのが並び、みんなでおしゃべりしました。デイビッドさん、銀行に預けられたお金は自然を破壊するし格差を広げるし戦争をするしろくなことにならない、ここに住めばお金なんかなくても幸せになれる、などとおっしゃってました。


danran.JPG


「それにしてもパーマカルチャーの講座ってなんであんなに高いのかしら。それに、実践するのにはすごくお金がかかるでしょう。いろんなものを植えなきゃいけないし、なにを飼うとか、こんな道具がいるとか、揃えるのがすごくたいへん」
オーストラリアからやってきた女の子、アーガが言いました。

するとデイビッドさん、「ここでならそんなにお金はいらない。生活すべてに関わることだから、ある程度はお金もかかっても一度購入すれば一生利用できるのだから決して高くはない」、というような答え方をされていました。

次に、デイビッドさんの部屋(中心に太い木が生えている!)に移り、スライドショー方式で『生意気』の植物を使った美しい作品、これまでのイベントや植物を育ててきた場所などの写真などを、解説付きで眺めました。蜂を飼うことの大切さや、葉山の土地つき古民家で畑を耕すお友達の話など、すてきな情報満載でした。


そしてようやく、畑へ。

まず形が、日本の畑としては見慣れないもので、それ自体大きな作品のようです。レモンやキャスター(油の採れる植物)など、ポイントとなる背の高いものを中心に植えて、通るための道を決めた後、丸い形に耕して畑を作っていました。



hatake.JPG



竹を使ったドームやら柵やらがたくさん建てられていました。『生意気』の相棒、マイクさんがドームを作るのが大好きで、中でお茶ができるようになってたりして、心地よくしつらえてありました。竹ドームはすぐにできる、ということなのでどのくらいかかるか訊ねると、3人でやって1日くらい、とのことでした。


それから、苗の植え付けにとりかかりました。

まずは土起こしから。力持ち(?)の2名はがんがん、大きな竹の根っこを掘り起こしてました。



takeyabu.JPG



デイビッドのやり方だと、スコップの上にぴょんと飛び乗って入る深さまで耕すのだけれど、それ以上深くは掘らないで、残った竹の根は、切って進んでいました。私が動線を乱す形で土を積み上げてしまったので、通り道と作物を育てる場所との配置関係を、土をならしながら教えてくださいました。

丸くはないところも、くねくねと曲線状に畑を作っていて、思わず、「和裁は直線、洋裁は曲線」というのを思い出しました。一度だけ耕したら、その後は手を土にもぐりこませて、竹の根や太い棒などのかたまりを除いたあと、子どもが浜辺で砂山を作るように、斜めに細かく、手のひらを使って畝を立てていくのでした。でんでんむしの殻にある模様みたいなかんじです。



uetsuke.JPG


この日は、できた畝の上に、みんなでベビーオニオン(らしきもの)を移植していきました。そばも植えておられたけれど、撒き時期が遅かったので、今年は実はできないだろう、とのことで、ひょろひょろ赤い茎だけが目立っていました(ちなみに私も家であまったそば種を蒔いたのですが、花を咲かせるところまでいけませんでした)。

手はざらざらになっちゃうけれど、できるだけ軍手をせずに土に触ったほうが、どんな土なのかよくわかるから、そのままの手のほうがいいのだ、とおっしゃって、スコップを入れた後は、素手で作業していらっしゃいました。

夜は、採れたて野菜でご飯を作って、みんなで食べました。


手動の搾油機や製粉機を、いろんな団体と共同購入できたらいいね、なんて話もちょっとしました。蜂はやはり大切で、箱を用意して蜜蝋を塗っておけば蜂は寄ってくる、ぜひやってみるようにということでした。

部屋に干してあったホーリーバジル、ベビーオニオンもそうですが、漢方薬として使えるものをたくさん育てていらっしゃるようでした。
抗生物質をはじめとして、デイビッドさんは西洋医学をずいぶん批判していらっしゃいました。

これまで東京でデラックス、スーパーデラックス(http://www.super-deluxe.com/)をやってきたデイビッドさん、今度はここで、ゲストハウス(生活空間)と農とアートとイベントスペースがぜんぶ組み込まれたような“イナカデラックス”をやりたいと何度もおっしゃっておられてました。

とにかくデイビッドさん、生き生きしてました。彼とお話しするのは心地よく、畑もお家も居心地よく、楽しい一日でした。育てることや再利用するってことは、たいへんなところもありまくりなのだけれど、楽しもうと思えば楽しめることであって、せっかくなら楽しめるだけ楽しまなきゃ! という気にさせられました。



(しかし、帰り道すがら、1965年に独立する以前を生きてるシンガポールの人びとの反日感情、対称的にワナビー日本&アメリカなアジアの若者文化と徴兵制度、マレーシアのゴムやパームのプランテーション、白人じゃないという理由でいわゆる黄色人種である彼らから英語を学びたがらない日本人の話なんかを常連のお客さまたちに聞いて、帰ってからしばらくはすっかり、そういうことで頭がいっぱいになってしまったのでした。)

(以上 報告:オグラユウコ)
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