この畑で初めての収穫は、えんどう豆となりました。

先日咲いていた花が実となり、この日とうとう、いくつか収穫することができました。
ルッコラの芽が出ていました。
時期をずらして収穫するため、発芽した列の横に、さらにすじ蒔きしました。
にんじんの種も、蒔きました。
ローズマリーを挿し木しました。
オレガノ、レモンバームの苗も、植え付けました。

フェンネルの種も蒔きました。
アンデスレッド(じゃがいも)を植え付けましたが、これは少々傷んでいたので、うまくいくかどうか。
石で囲んだ枠の中に、バジルの種を蒔いた方もいます。
この日、畑作業参加者は、10名。

まだ2歳のたっちゃんは、木の皮をむしったり、土から現れる虫にときめいたりしつつも、
大人たちを真似て、小さなスコップに飛び乗ろうと、一生懸命でした。
先週訪れたところの報告も、し合いました。
4月3日(金)、yoyo.さんは、昨年も訪れた鎌倉のデイビッドの畑に、
メルセデスさんとジュリアンさんを案内しました。
この日、挿し木したローズマリーも、yoyo.さんが鎌倉からおみやげに持ち帰ったものです。
デイビッドの畑では、植物に耕してもらうため、ふつうなら雑草扱いされてしまう
だいこんの花やカラスノエンドウを抜きません。
いろいろな植物が青々と育ち、くねくねと美しくデザインされた畑に魅せられ、
いつかはこの日野の畑でも、そんなふうにやってみたいと思ったとか。
4月4日(土)には、yoyo.さんが
成田で催されたイベント「まちの困民・むらの困民」に、パネリストとして出席しました。
http://members2.jcom.home.ne.jp/jikken-mura/各自がひとりで自立しようとするだけでは、孤独になってしまいがちですが、
それぞれ自立しながらも、みんなで一緒に、楽しく暮らしを作っていこうといった話が語られ、
ずいぶん意義深い、いいイベントになったようです。
ぐらは4月4日(土)に、山梨県にある三井農園の自然農見学会にいってきました。
失敗にもおおらかで、すがすがしく畑と向き合う三井さんの姿を見ているうち、
農に限らず何ごとも、自分の納得できるように、
気持ちよく生きてゆけばいい、という想いにさせられました。
見学後は、種の交換会。
蕎麦の種と交換に、さまざまな種をもらってきました。
このとき持参した蕎麦の種は、昨年、気流舎・ほのかふぇ・ベジ食堂の三店舗で手がけた
あした農園(現・野うさぎ農園)で採れたものです。
見学会の後に立ち寄ったのは、若い7人が借りて暮らし始めた、3,000uの土地つき古民家。
たいへんなことも多そうですが、新たな暮らしを始める人たちの表情には、
自分たちでこの場所を切り拓いてゆこうという想いがにじんでいて、どこかまぶしく見えました。
広大な土地を眺めていると、いろんな可能性が頭に浮かんできて、クラクラしそうでした。
そこでも、種を交換してきました。
入手した種はこの日の畑に持参し、ほしい人に分け、持ち帰ってもらいました。
作業をしているところへ、近所の農家の方がやってきました。
88歳だという彼にスコップを握らせると、
それまで私たちが必死に格闘していた、萱の根の張り巡る頑丈な土を、
たやすく掘り進めてみせるので、目を丸くしてしまいました。
近くにある、彼の畑にも案内してもらい、堆肥を作っているところも見せてもらいました。

農具を譲っていただいたり、お借りしたりなど、これからもいろいろとお世話になりそうです。
畑作業に疲れたところで、みながわさんが、
すばらしくさわやかでおいしい自家製の飲み物をふるまってくれました。
岐路に着くみんなを見送った後も、「来週の準備をしておきたい」と
みながわさんは、作業を続けていました。